スローガン
理事長所信
「はじめに」
1965年10月15日「次代を担う子どもたちに夢のある素晴らしい郷土を残してやろう」の理念を掲げ、京丹後青年会議所の前身である峰山青年会議所が発足いたしました。
目まぐるしく変わる社会情勢のなかでも、地域のリーダーとして組織をつないでこられました先輩諸兄姉の皆様のおかげで、2025年、京丹後青年会議所は創立60周年を迎えることができます。
私たち現役メンバーは、59年間の想いや伝統を受け止め、青年会議所活動ができることに感謝の気持ちを忘れず運動を展開し、次の創立65周年に向け組織を発展させていきたいと考えます。
社会情勢をみてみますと日経平均株価は、コロナ禍の影響からの回復とともに、上昇傾向にあり、経済回復が進んでいるように見えますが、この地域においては、人口減少問題、若者の流出、企業の人材不足など様々な課題を抱えております。
だからこそ、「明るい豊かな社会の実現」を理念に持つ私たち京丹後青年会議所は、課題をしっかりと受け止め、全力で運動を展開していかなければならないと考えます。試行錯誤し全力で活動を展開しても、時には思うような結果が出ず悔しい想いをする時があると思います。しかしながら、懸命に動く青年の姿が周りの人々の心を動かし共感を生み、大きな運動につながると信じています。失敗を恐れず、まずは行動してみよう。私たちが想い描く
明るい未来に向かって。
「相乗効果を生むまちづくり」
まちづくり運動を展開するにあたり、1番大切にして欲しいことがあります。それは、連携するパートナーとともに運動を展開してください。なぜなら、時にその答えが最良の選択だと信じ運動を展開しても、周りからの共感が得られず、自己満足で終わってしまう可能性があるからです。より効果的にまちづくり運動を展開していくためには、連携するパートナーとともに地域資源を活かし、お互いの長所を高め合い、相乗効果を生む運動を展開していきましょう。
また、京丹後青年会議所は創始の理念にある通り、次代を担う子どもたちへの運動も行っていかなければなりません。京丹後市においても「丹後学」や総合的な学習の時間で子どもたちへの郷土愛を深める取り組みを行っています。その効果を最大限に高めるには、私たちのような民間団体や地域社会との連携がより強く求められ、私たちが具体的に行動することで官と民が連携する要になると信じています。そして、地域の特性を活かし地域全体で子どもたちを育める環境が必要であると考えます。
まちの課題を真摯に受け止め、地道な調査研究を重ね連携するパートナーとともに課題解決に向かって具体的に行動しましょう。次代を担う子どもたちが夢の持てる未来に向かって。
「社業あってこその青年会議所活動」
青年会議所は、地域の青年経済人によって構成されています。私たちは普段、自らの社業に励む傍ら青年会議所活動を行っています。社業がよりよくなり発展していくことで、地域活動にもより積極的になれると信じています。
本年度、京丹後青年会議では青年経済人らしく、自分たちの商売をよりよくする運動、活動を展開し、その学びを社業に取り入れ、この地域を盛り上げていきましょう。
その活動は周りの人々によりよい影響を与え、自然と多くの仲間が集う組織になっていくと信じています。地域の「学び舎」としてまちづくりも社業も両立できる理想の未来に向かって。
「周年を通して組織を力強く」
青年会議所には5年に1度の節目として「周年」というものがあります。5年前を振り返ってみますと、2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の影響を受け厳しい社会情勢にも関わらず、先輩諸兄姉の力強いリーダーシップのもとオンラインを中心に知恵や工夫を凝らし運動を展開し歩みを止めることはありませんでした。
しかし、オンラインでの事業や委員会単位での活動が増え、メンバー全員で事業を実施する機会が減少しました。創立60周年をメンバー全員が携わることで、より強い絆が生まれる絶好の機会ととらえ、全力で邁進してまいりましょう。周年を一つの節目とし、組織をより強く地域をよりよくできる団体を目指しましょう。次なる65周年を見据え持続的に発展できる組織の未来に向かって。
「事務局は組織運営の要」
事務局は、予算執行、財務管理、会議運営、情報管理等、その業務は多岐にわたります。
しかし、事務局が停滞すると組織運営が停滞してしまいます。事務局の運営は組織運営の要であり、その担いに強い責任感を持ち運営に努めてまいりましょう。
また、情報を正確に伝え、メンバーにより多くの機会の提供を行ってまいりましょう。
「結びに」
「一所懸命」という言葉は「ものごとを真剣に取り組む」といった意味の「一生懸命」という言葉の語源となっているものです。「中世の武士が与えられた領地を命懸けで守る。」ということからこの言葉が生まれたそうです。京丹後青年会議所としてもこの地域をよりよくし守り抜いていく。創立60周年の節目であるとともに、次なる5年、10年のスタートであり、組織が持続的に発展していかなければなりません。
私は、高校時代にレスリングという競技に出会いました。その競技に出会い私の人生は大きく変わり、今の自分の土台となっています。しかし現在その高校に私の所属していた部活動はありません。選択肢が無くなるというのは少し寂しい気持ちになります。他地域を見てみると統合や地域から青年会議所がなくなっていく地域もあります。その中で私たち京丹後青年会議所は、組織の強みを活かし、地域にもっと必要とされる団体でないといけません。
まだ入会していない人々の中に青年会議所に入会することで、何か変わるメンバーもいるかもしれません。組織を持続し、選択肢としてあり続けていくことが、現在入会しているメンバーの責任であり、努めだと考えます。
想い描く明るい未来に向かって仲間とともに今こそ具体的に行動しよう!