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KYOTANGO JC OFFICIAL WEBSITE 2017
JCプレス【No.5】
2013年7月28日発行 編集/広報・会員拡大委員会

~シリーズ~ つなぐ・つながる vol.2

京丹後市消防団


(社)京丹後青年会議所では、このまちで活動をされている個人や団体の皆様と連携を図り、手を取り合いながら共に活動して参りたいと考えております。そこで広報・会員拡大委員会では、地域の人と人との繋がりの更なる強化がより良いまちづくりに繋がると考え、私達と同じ思いで活動されている地域の様々な方に、その活動の様子や思いを伺って参ります。そして、その様子を京丹後青年会議所新聞で広く発信し、今後の地域コミュニティのあり方を市民の皆様と共に考える一つのきっかけにしたいと考えております。

京丹後市消防団について

京丹後市消防団
羽賀義昌 団長

 今回は、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消火・救助活動を行う「京丹後市消防団」の団長を努めておられる羽賀義昌氏にお話を伺いました。消防団は、郷土愛護の精神に基づいて民間の有志によって組織され、地域における消防防災のリーダーとして、地域に密着し、市民の安心・安全を守る重要な役割を担っています。現在、京丹後市の消防団は26分団、1677名の団員が活動されており、その内9名が女性団員で、高齢者宅へ防火の声かけ訪問や保育所などで行う火災予防の紙芝居等の啓発活動を主な役割とされています。

自分の無力さが入団のきっかけに

 私は、消防団に入団する前は、団体行動が苦手で「消防団なんて!」というタイプの人間でした。そうした時に地元で大きな火事があり、地域の方や消防団が現場に駆けつける中、自分は何もできませんでした。その時に味わった自分の無力さが入団のきっかけとなり、翌年に入団を決意しました。入団後は、仲間と共に操法の訓練に明け暮れ、記録では京都府で1位になったこともあり、団員にとっても、地域にとっても大きな自信となりました。個々の力は知れているが皆が一つの目標に向けて力を合わせることで目標を達成できるということを学びました。また、消防団とは単に地域防災の組織だけではなく、地域の人々との人間関係を醸成することができる場だと思っています。例えば、操法や各種訓練、時にはお酒を酌み交わす中で、人間関係を築くことは地域にとっても非常に大きな財産ではないでしょうか。

消防団の素晴らしさを伝えたい

 現在、消防団の抱える問題として、団員数の減少があります。若者層の市内在住人口における入団者率の低迷は顕著です。これは、産業・就業構造の変化と地域社会の変貌、地域社会への帰属意識の希薄化等の社会環境の変化が団員数の減少に繋がっているのではないかと思います。この流れを止めるには、周囲の活動への理解と消防団の社会的地位の向上が必要だと感じています。また、今の若い方を見ていて大勢で集まって何かに取り組むということに対してあまり好まない方が増えてきているように感じます。自分達の住む地域や消防団においても同じですが、人と人との繋がりによって成り立っています。若い方には、もっと地域の活動や消防団に参加して頂きたいと思っています。郷土に愛着を持つ青年を中心とした多くの同志が集まる消防団で、力を合わせて一つの目標に向けて取り組むことの素晴らしさを若い人にも味わってもらいたいですし、その素晴らしさを次の世代に伝えることも我々の使命だと思います。

地域コミュニティの力が多くの命を救う

 東日本大地震で津波被害を受けたある集落の話ですが、日頃の防災訓練と地域住民同士の繋がりがしっかりとできていたため犠牲者数が非常に少ない地域がありました。そこは人口が200名程の高齢化が著しい漁師町でしたが、消防団や地域住民同士の繋がりで一時はその集落の人全員が高台へ非難したそうです。このようなことができたのは、地域住民同士の日頃のコミュニケーションがあり、お互い顔見知りで、それぞれの家族構成まで知り合う、住民同士の強い繋がりが築けていたことが一つの大きな要因ではないかと思います。まさに地域コミュニティの力が多くの方の命を救ったのですね。
 消防団の活動はやればやるほど目立つわけですが、私達の活動は目立たない方が良いんです。それは、私達が防火活動を行って、実際に火災や災害が無いことが一番の「勲章」だと思うからです。いざという時のために訓練を行い、防災活動に於いては市民の方々に啓蒙活動を行い、地域コミュニティの力を深めること、今後もそうした地道な取り組みを大切に活動を行っていきたいと思います。

いざという時のために

 南海トラフ巨大地震が今後30年以内に発生する確率は60~70%と言われています。このような大規模災害や火災発生時に、被害を最小限に押さえるためにも、日頃から消防団や行政などの各種団体や地域ごとに構成されている自主防災組織がしっかり連携し、地域の住民同士が手を取り合う地域コミュニティの力の向上が非常に大切なものとなっているのではないでしょうか。
 また、消防団員同士の繋がりや消防団と地域住民との繋がりが以前より希薄化している中で、万が一の時に備える消防団の組織力を維持・向上させていくためにも、団員相互の繋がりを強化すると共に、地域住民の消防団活動への理解と協力が不可欠ではないでしょうか。
 今後は、私達一人ひとりが防災という観点からも地域コミュニティ形成の大切さについて、今一度見つめ直し、しっかりと次の世代へと受け継いでいくことが重要だと思います。

第6回 小学生ウルトラクイズin京丹後

 6月16日、今回で6回目を迎えた「小学生ウルトラクイズin京丹後」を京丹後市内の5、6年生を対象に開催致しました。この事業は、京丹後市内各所をバスで移動しながら、実際に自分の目で見て、触れて、感じて頂きながら、クイズを通して京丹後の歴史や伝統などを学び、郷土愛を育んで頂くことを目的として開催しています。

 事業当日は、京丹後の魅力である歴史や伝統、地場産業にちなんだ様々なクイズを出し、子ども達に京丹後の魅力を存分に感じて頂くことができました。各地を周って実際に自分達の目で見ることで、新たなまちの魅力を発見し、より身近に感じて頂くことができたものと思います。また、その日だけでは周り切れなかったこの地域の魅力を「京丹後まちの魅力講座」として伝えることで、自分達の住むまちの素晴らしさを更に深く知って頂くことができたと考えます。主催する私達青年会議所メンバーも必死になってメモを取り、解説に耳を傾ける子ども達の真剣な姿を見て、この事業開催の意義を改めて感じることができました。

 また、例年2名1チームの募集を今年は個人での募集に変え、当日初めて会う子ども達とチームを作り、1日を共に行動することで人と人との繋がりの大切さを学んで頂くことも目的の一つとして開催致しました。最初はなかなか打ち解けることができずにいた子ども達も、時間が経つにつれて仲良くなり、チームで考えるクイズでは、個々が取っていたメモをお互い見せ合い、互いに恥ずかしがりながらも、子ども達同士で意見を出し合い、チーム一丸となって取り組む姿が見られ、感銘を受けました。

 今回の事業で、新しい仲間ができることの喜びや、共に助け合うことの素晴らしさなど、たくさんのことを感じて頂けたと思います。また、子ども達が成長して中学校や高校に行き、今回の事業で出会った友達に再会した時、この事業のことを思い出し、ひいては人と人とのつながりの素晴らしさに気付いてくれると大変嬉しく思います。

 最後になりましたが、今回事業に参加してくれた子ども達はもちろん、送り出して頂いた保護者の皆様、本事業の趣旨をご理解頂きご協力頂きました協賛企業各社の皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。



主催/(社)京丹後青年会議所 後援/京丹後市教育委員会


【協賛】
丹後海陸交通株式会社/株式会社 安達住設(フロレスタ京都河原町店)/コカ・コーラ ウエスト株式会社/京都府農業公園 丹後あじわいの郷/株式会社 丹後乳販/冨田電気通信株式会社(auショップ)/株式会社 にしがき/株式会社マルハン プラザアピア峰山/峰山商業開発株式会社/株式会社 淀徳商店
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