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JCプレス【No.4】
2013年1月27日発行 編集/広報・会員拡大委員会

~シリーズ~ つなぐ・つながる vol.1

にこにこサロン

大宮町口大野

(社)京丹後青年会議所では、このまちで活動をされている個人や団体の皆様と連携を図り、手を取り合いながら共に活動して参りたいと考えております。そこで広報・会員拡大委員会では、地域の人と人との繋がりの更なる強化がより良いまちづくりに繋がると考え、私達と同じ思いで活動されている地域の様々な方に、その活動の様子や思いを伺って参ります。そして、その様子を京丹後青年会議所新聞で広く発信し、今後の地域コミュニティのあり方を市民の皆様と共に考える一つのきっかけにしたいと考えております。
今回は、京丹後市大宮町口大野区公民館で「にこにこサロン」を主催されておられる口大野地区社協の家原裕子さんと松本涼子さんにお話を伺いました。

はじめに

 京丹後市内には、子育て家庭に対する育児支援及び地域全体で子育てを支援する基盤の形成を図ることを目的とし、保育所に行くまでの子ども達と、その母親達を対象としたサロンがいくつも設置されています。
 その内の一つ、大宮町の口大野地区にある「にこにこサロン」は、京丹後市社会福祉協議会からの依頼の下、平成17年から口大野地区社協が中心となりスタートしました。運営は、「担い手」として口大野地区の福祉委員・民生委員の方が中心となり、多くの地域住民の方々がボランティアとして参加されています。
 月2回の開催日には、地域の子どもや母親達が集まり、繋がりを深める場として、また、子育ての悩みなど気軽に相談できるふれあいの場として、誰もが参加しやすく楽しめる内容で実施されています。また、第4木曜日は、口大野地区に住む高齢者対象の「ふれあいサロン」と一緒に活動され、地域のお年寄りと子ども達やその母親達と交流の時間を設け、地域の住民同士の繋がりを深める場としても開催されています。

活動のきっかけ

 「きっかけは、地域の役員としてこのサロンの運営に参加してほしいという依頼があったことも一つですが、実は私自身が遠い所から丹後へ嫁いで来たもので、最初はこの地域のことは何も分からず、まずはこの地域で人間関係を作りたいという思いもあり参加しました。」と言われるように、嫁いで来られた当時は、知り合いも居ない上、地域のことが全く分からず不安も多くあったでしょうが、この活動を通じて多くの地域の方々と繋がりを作られ、口大野地区のことはもちろん、丹後の様々なことも学ばれました。
 また、知り合いや近所の方に誘われてこの活動を始め、更に地域での繋がりを広げられたという方も多く見られました。

世代を超えた交流の輪

写真(右)…家原裕子さん
写真(左)…松本涼子さん

 口大野地区の「にこにこサロン」の特徴のひとつに、80歳以上の高齢者の方が対象の「ふれあいサロン」との交流があります。
 最近は、田舎の丹後でも何世代も一緒に暮らす大家族が減り、核家族化が進んでいます。このような生活スタイルでは、0歳から80歳の方がふれあい交流する機会は少ないのではないでしょうか。
 運営をされている担い手さんに伺うと、「第一回を始めるまではどうなることかと心配していましたが、お互い何の抵抗もなく皆さん和気あいあいと楽しんでおられます。」とのことでした。また母親達からは、お年寄りの方々と話をしてこの地域の昔話や暮らしの知恵など、色々な話を聞いて新たな発見があり楽しいという言葉があり、お年寄りの方は、ひ孫位の子どもや若いお母さんとふれあう中で元気をもらえると言われます。
 このようなふれあいの場があると、子ども達の顔を覚えてもらえることはもちろんですが、若い母親達が地域のお年寄りにも自然に意識が向くことにも繋がると思います。地域みんなで子どもを見守り育むことも大切ですが、高齢化が進む京丹後では地域の若者がお年寄りを見守ることも大切なことだと思います。

伝えたい思い

 「にこにこサロン」は、小さな子どもを持つ母親達にとっては、子育ての悩みを相談したり、近所の方とふれあう貴重な機会だと思いますが、参加者している親御さんに何か伝えたいことはございますか。と質問したところ、「子育て中は時間的にも体力的にも本当に大変ですよね。その大変さを自分一人で悩んだり、抱え込まない方が良いと思います。周りには何人も子どもを育ててきた先輩のお母さん方がたくさんいます。このサロンをきっかけとして地域の人々と繋がりが持てれば、子育ての悩み等、誰にでも相談して、必ず力になってくれる人が身近にできると思います。そういった関係を地域の人々との間に築いてもらえると嬉しいですね。」とのお答えでした。
 このような繋がりができると、悩みを相談された方は相手のことを何かと気にかけ、子どもを地域ぐるみで育てるという意識を育むことにも繋がるのではないでしょうか。

サロンから広がる人の繋がり

 私達が取材にお邪魔した時は、サロンでは「担い手」の皆さんを中心として、子ども達や母親達のとても元気な挨拶が飛び交い、誰もが笑顔で非常に明るい雰囲気でした。
 この理由を伺うと、「核家族の世帯も多い口大野地区では、普段接することが少ないご近所さんも多いです。でも、にこにこサロンに参加している子どもや、このサロンを卒業して保育所に行っている子ども達とスーパーなどで出会った時には、子ども達から声をかけてくれます。また、子ども達を通して私達もお母さんやお父さんとも自然に会話ができるんです。」と言われるように、このサロンでの交流を通じて、地域の誰もが気軽に声を掛け合える世代を超えた繋がりが地域の中に形成されつつあるからではないでしょうか。
 それは「にこにこサロン」の参加者へのアンケートにも表れており、母親同士や子ども同士の繋がりが増えたという感想はもちろんだが、地域の人との繋がりができた、地域の多くの方々に子どもを知ってもらえて安心できる等の声が聞かれました。また、お年寄りも含め地域の方々がこういった活動に参加されているので、近所の人の顔も分かります。
 このようにして、地域の人々がお互い顔見知りになれば、何か困ったことがあれば気軽に相談できたり、助け合うことができます。そのような地域になれば、そこで暮らす人々はとても豊かな気持ちで安心して毎日過ごせるのではないかと思います。また、それが京丹後市全体に広がれば、今よりも更に素晴らしいまちになるのではないでしょうか。

終わりに

 丹後でも時代の流れと共に少子高齢化や核家族化が進み、以前と比べると地域に住む人同士の繋がりが希薄になってきているように感じます。
 しかし、今回の取材先である「にこにこサロン」では、地域の人と人との繋がりを大切に活動され、また、その地域に住む人々が自分自身も楽しみながら、地域の人々のために率先して活動されていました。そのような姿に今後の地域コミュニティのあり方を感じることができました。


活動時間/午前9時30分~11時30分
活動場所/口大野公民館
主  催/口大野地区社協
参加者数/平均18組の親子 運営をする「担い手」は総勢22名
参加対象/口大野地区在住の保育所入所前の子どもとその保護者
問い合せ/京丹後市社会福祉協議会大宮支所(64-2037)

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